Versys メーター修理

納車当日から、メーターのModeとResetスイッチが渋々で、2日目にお店で見てもらったのですが、

  • 「スイッチの戻りが悪い」
  • 「押し方にコツ」
  • 「前のオーナーは何も言ってなかった」
  • 「部品とると4万か…」

的な会話から、

タクトスイッチに戻りも糞もあるか。押すたびにカチカチ鳴ってるんだから、戻り不良じゃなくて接点がバカになってるんだろ…

と思っていたのですが、お店の整備の人の会話から受けた感じ、3ヶ月以内かつ走行1000km以内なら中古車でも保証あるはずだけど、渋りそうな雰囲気だったので、自分で直したほうが早いと思い早速メーターばらしてみました。

事前情報としては、http://youderng.dtiblog.com/blog-entry-2072.html こちらで同様症状の方がいたので、自分のもスイッチ不良と睨んで、メーター一式取り外して、どんどん分解します。

まず、普通にばらしていいところまでばらした状態で、こんなかんじになります。

P1010924ここにメータースイッチが位置しています。

P1010926裏面から。スイッチのハンダ付け部分が見えています。この状態で、スイッチを押した時の抵抗を測ってみると、

  • 押していないとき 無限大
  • 押した時 23kΩ位
  • 離した時 23kΩ位

と、やはり接点がおかしい模様。

というわけで、ここからメーター本体のバラシ開始。

まず、タコメータの針の抜き方が判らない… ネットをみてみると、刺さってるだけだからちょっとづつ浮かせて取るべし、というふうな話が多かったので、マスキングテープで基板とドライバを養生してこじってみるも、メーターのプラスチックに小さなキズが入るだけで浮いてくる気配なし。フォーク2本使ってやるなんて話もあったけど、危ないなぁ…

まてよ、良い道具があるじゃないか!

P1010927

FILCOのキートップ抜き(パソコンなんかのキーボードのキートップ抜きのこと)で、ばっちり1発OKでした。(ただ、結構力入れないと抜けなかったです。)

針が抜けると、メーターパネルの両面テープを慎重にはがして、こういう状態に。

P1010928

ここで、白い樹脂パーツと基板のネジをはずし、爪を外しても、LCDメーター部分が引っかかって分離できません…

メーターを色々ひっくり返して見ましたが、どうも要領を得ないので、ハンダ付部分のハンダを除去して分離します。

とりあえず融点の低い共晶ハンダを盛って、扱いやすくしてから、吸い取り線で吸い取ったり、1つ1つのピンにコテを当てながら、少しづつ浮かせていくと、無事分離できました。

P1010929

分離直後は、フラックスが汚い感じになって、基板がダメに成ったように見えるかもしれませんが、フラックスクリーナで掃除すると、問題なく綺麗になります。

P1010930 P1010931

念のため、各スルーホールは、0.7mmのプリント基板用の極細ドリルを通しておきました。

というわけで、ようやく問題のスイッチの部品面が露わになりました。P1010932 P1010933

で、スイッチを何と交換するかですが、出来ればOMRONがいいなぁと思いつつ、スイッチのサイズが8mm角なので、とりあえず【タクトスイッチ 8mm】で検索すると…

タクトスイッチ スイッチ,タクトスイッチ,スナップイン,SKHJAAA010,角8mm

4番目の検索結果がこれなんですが、まさにそのものズバリのSWにヒット!ALPS製ですし、早速こいつを3個ばかり頼みました。

ALPSといえば、メカニカルキーボードのキーSWが有名ですが、そのメーカーのSWなら安心です。といいつつ、今現在壊れているわけなんですが、もともとついてるのはALPS製なのかな、それとも、中国メーカのコピー品なのかな… Aliexpress.comを見てると、全く同じサイズのスイッチが出てくるので、今回壊れているのはALPS製ではないと信じたい所。

(あとでSWもハンダを吸い取って外してみた所、ALPS JAPAN製でした)

しかし、Google先生すごい… 【SKHJAAA010 メーター】で検索すると、なんと1件しか出てこないのに、どうやったら【タクトスイッチ 8mm】で検索して4番目に出てくるんだろう…

 

 

 

 

富士山ツーリング

昨日、今日と、伊豆・箱根・富士山にツーリング行って来ました。

ワインディング、高速、渋滞、酷道と色々走りましたが、

  • 650ccあれば十分。ただ、1200ccの余裕は懐かしく、650だとシフト回数は多め。
  • 燃費は今ん所最高で25km/㍑位
  • ハンドリングは極めてニュートラル。セルフステアは感じにくいかも。車体が起きようとする力が強かったZZR1200よりは乗りやすい気がする。
  • ブレーキできっかけを作って倒しこむと、素直に曲がる。
  • 乗り心地はSRVよりは全然いいけど、もうちょっと細かい凹凸をイナして欲しい。フロントもリアも、バネが硬いのかな…

と言ったあたりが乗った感想でしょうか。

他、懸案のメーターについては、タクトスイッチがダメになってそう→スイッチ交換すれば治りそう?

O2 F/Bについては、シフトペダル付近に4ピンのメクラ栓してあるハーネスの末端があり、ここにO2センサーつけるだけで動くといいな… 燃費については、O2 F/Bするほうが良いはずなので、是非O2 F/B化したいところ。→海外のオンラインパーツリストみると、欧州モデル(O2 F/Bモデル)は、ECUの部品番号が21175-0103と、やはりマレーシア等とは異なる模様。ハーネス自体は互換性有りそうなので、エキパイにO2センサーボスを付けて、センサー取り付け&欧州モデルのECUをEbayでGetすれば、O2 F/B化はできそう。(本当はマフラーも一緒にやりたいんだけど、マフラー重いから欧州から送ると送料がなぁ…)

Versysでブラっとショートツーリング

昨日納車のVersysですが、すでに色々気になる点が…

①恐れていたことですが、純正パニアはGIVIのOEMです。そして、サイドパニア用のチューブラパニアホルダーが、TOPケース用のフィッティングとモロに干渉…→輸入で入手しないと、トリプルパニア仕様にはできなさそう。

②メータースイッチが渋い… 連打しても、カチカチ言うもののメーターが反応せず。バイク屋に持って行って色々やってもらったけど、スイッチが戻り不良で、押し方にコツが有るみたいだ…

③燃費が思ったほど良くない。確かに山道を走ってきたけど、リッター20km/hってZZR1200と殆ど変わらん… そう思って、まさかO2センサーエリミネータとかついてねーよな?と思いつつマフラーをあちこち見ても、O2センサーボスらしきものが見当たらず。ヘッドカバー見ると、AI入ってるし、まさかなぁと思いつつパーツリストを見ると…

2007年式、2008年式はO2センサーがもともとついていない→O2フィードバックしていない

模様… 確かに、Euro3レベルならO2フィードバック無しでも通るはずだけど、2007年式ならO2 F/Bやってると思ったなぁ…

ちょうどその頃ロジウムが高騰していた頃なので、それで2010年式からはO2 F/B方式にしたんだろうなぁ。(んで最近の相場知らなかったけど、リーマン・ショックの後暴落して、値段そのままなのね…)

頑張れば、O2センサー後付でつけて、サブコン自作すればO2 F/B化できるとは思うけど…