納車当日から、メーターのModeとResetスイッチが渋々で、2日目にお店で見てもらったのですが、
- 「スイッチの戻りが悪い」
- 「押し方にコツ」
- 「前のオーナーは何も言ってなかった」
- 「部品とると4万か…」
的な会話から、
タクトスイッチに戻りも糞もあるか。押すたびにカチカチ鳴ってるんだから、戻り不良じゃなくて接点がバカになってるんだろ…
と思っていたのですが、お店の整備の人の会話から受けた感じ、3ヶ月以内かつ走行1000km以内なら中古車でも保証あるはずだけど、渋りそうな雰囲気だったので、自分で直したほうが早いと思い早速メーターばらしてみました。
事前情報としては、http://youderng.dtiblog.com/blog-entry-2072.html こちらで同様症状の方がいたので、自分のもスイッチ不良と睨んで、メーター一式取り外して、どんどん分解します。
まず、普通にばらしていいところまでばらした状態で、こんなかんじになります。
裏面から。スイッチのハンダ付け部分が見えています。この状態で、スイッチを押した時の抵抗を測ってみると、
- 押していないとき 無限大
- 押した時 23kΩ位
- 離した時 23kΩ位
と、やはり接点がおかしい模様。
というわけで、ここからメーター本体のバラシ開始。
まず、タコメータの針の抜き方が判らない… ネットをみてみると、刺さってるだけだからちょっとづつ浮かせて取るべし、というふうな話が多かったので、マスキングテープで基板とドライバを養生してこじってみるも、メーターのプラスチックに小さなキズが入るだけで浮いてくる気配なし。フォーク2本使ってやるなんて話もあったけど、危ないなぁ…
まてよ、良い道具があるじゃないか!
FILCOのキートップ抜き(パソコンなんかのキーボードのキートップ抜きのこと)で、ばっちり1発OKでした。(ただ、結構力入れないと抜けなかったです。)
針が抜けると、メーターパネルの両面テープを慎重にはがして、こういう状態に。
ここで、白い樹脂パーツと基板のネジをはずし、爪を外しても、LCDメーター部分が引っかかって分離できません…
メーターを色々ひっくり返して見ましたが、どうも要領を得ないので、ハンダ付部分のハンダを除去して分離します。
とりあえず融点の低い共晶ハンダを盛って、扱いやすくしてから、吸い取り線で吸い取ったり、1つ1つのピンにコテを当てながら、少しづつ浮かせていくと、無事分離できました。
分離直後は、フラックスが汚い感じになって、基板がダメに成ったように見えるかもしれませんが、フラックスクリーナで掃除すると、問題なく綺麗になります。
念のため、各スルーホールは、0.7mmのプリント基板用の極細ドリルを通しておきました。
というわけで、ようやく問題のスイッチの部品面が露わになりました。
で、スイッチを何と交換するかですが、出来ればOMRONがいいなぁと思いつつ、スイッチのサイズが8mm角なので、とりあえず【タクトスイッチ 8mm】で検索すると…
タクトスイッチ スイッチ,タクトスイッチ,スナップイン,SKHJAAA010,角8mm
4番目の検索結果がこれなんですが、まさにそのものズバリのSWにヒット!ALPS製ですし、早速こいつを3個ばかり頼みました。
ALPSといえば、メカニカルキーボードのキーSWが有名ですが、そのメーカーのSWなら安心です。といいつつ、今現在壊れているわけなんですが、もともとついてるのはALPS製なのかな、それとも、中国メーカのコピー品なのかな… Aliexpress.comを見てると、全く同じサイズのスイッチが出てくるので、今回壊れているのはALPS製ではないと信じたい所。
(あとでSWもハンダを吸い取って外してみた所、ALPS JAPAN製でした)
しかし、Google先生すごい… 【SKHJAAA010 メーター】で検索すると、なんと1件しか出てこないのに、どうやったら【タクトスイッチ 8mm】で検索して4番目に出てくるんだろう…