会社関連の方のお子さんが海外で臓器移植を受けるための募金ですが、目標額が集まり、渡米して1か月かからずに移植手術を受けることができたと、社内でもメールが回ってきました。
内容としては、無事手術が終わり、ご支援ありがとうございました、という内容で、表面的にとらえれば、莫大な費用も募金で集まり、みんなの善意により一人の子供が助かりました、チャンチャンで終わってしまいそう…
なぜ日本では移植手術を受けれなかったのか、なぜ海外では受けれるのか、莫大な金額になる理由はなぜなのか、移植を求めて海外に頼る日本がどう見られているか、こういったところに注意が向かない限り、この先もずっと同じようなことが起こるんだろうなぁと思います。
かといって、じゃぁこういう情報発信、投げかかけを、とうのご両親に求めるのも酷な話で。そりゃ誰だって子供が移植が必要な状況になったら、なりふり構わず助けたいと思うのが多数だろうし、その結果移植の列に割り込む形になることで間接的に誰かが助からないとしても、我が子を助けたいと思うと思うんですよね。
なので、当のご家族が言葉は悪いですが、助かっておいて現状を訴えるのはやりにくいと思う。かといって、募金していいことしたな!ってだけ思ってる人に現実を知らせたが結果、当のご家族にたいする見方が変わってしまうことも考えられるし…
アイスバケットチャレンジみたいに、なんかうまいことキャンペーンが流行るといいんですけどねぇ…
それか、ここはiPS細胞に期待なのかな。