APS初期化開度検証

私のバイクは2019年3月から、ほぼ全走行CANデータが蓄積できているので、Key ON時のAPS(Accel Position Sensor)初期化開度を見える化してみました。

その結果、経時的にどんどんオフセットしてきたというよりは、2020年9月末頃にズレが進行し、以降ズレっぱなしになっていることがわかりました。

2020年9月末というと、夏の北海道ツーリングの後、秋のツーリングシーズン開始までしばらくガレージに停めた後に乗り出したタイミングに当たり、まぁこのタイミングでAPSが壊れたんだろうなぁと思います。

それにしても、この故障、微妙ですねぇ… MIL(故障警告灯)がつくまで数ヶ月かかっており、その数ヶ月の間、ダウンシフトでShiftAssistProが効かない場合があるのと、始動時のハイアイドルがあったわけですが…

ダウンシフトについては、制御が介入しないことでミッションにダメージがあったのかなかったのかが非常に気になります。

ハイアイドルについては、これはMIL非点灯時に起きていたので、排ガス通ってないとまずい気がしますね。

原因はスロットルグリップ側

今日販売店に状況を問い合わせたところ、どうもスロットルグリップ側の不具合で部品発注中とか。

と聞いて改めてCANログを見てみると…

調子が良い時・・・グリップ開度が全閉時14.9

調子が悪い時・・・グリップ開度が全閉時15.9

と、1°位開き側にオフセットしていました…

手元にあるデータを見る限り、このオフセットは2020年11月~12月のどこかのタイミングから発生しており、この後から

  • ハイアイドル
  • シフトダウン時ShiftAssisProが起動しない

となっていたに違いありません。

まぁデータと症状とディーラーの話と、全て整合しているように思えるので、スロットル交換して解決かな。

はやく車両引き取ってLIMPモード中のドラレコとデータ結合してぇ(笑

LIMPモード

私のR1200GSA、ホイールのサービスキャンペーン該当していたのですが、自分でスポークの張りもメンテできるので点検に持っていっていませんでした。

が、点検に持っていってあげないと、メーカーとしては進捗が上がらないので、自分で点検・メンテナンスできるとしてもきちんと店舗で点検して進捗協力したほうが良いだろうと思い、先日ディーラーに行きました。

ただ行くのも面白くないので、早朝南信州の方まで朝駆けしてからディーラーに向かい、時間調整でスーパー銭湯に立ち寄ったですが、いざ銭湯から出発しようとした時に…

いやぁ、見たくないメッセージが… ECUイニシャライズ時の自己診断で不具合が検出されてしまいました…

でこうなるとどうなるかというと、スロットルをひねってもエンジン回転が全然上がらず、常時アイドル回転よりちょい上くらいまでしかエンジンが回りません。

こうなると、そ~っとクラッチを繋いで2000rpm位まで復帰したら、次にギアを上げて、また2000rpm位まであがるのをまつ状態になります。(なので、速度調整はギアチェンジだけでやるような感じ)

こういうの、LIMP(よろよろよろめく)モードと言いまして、不具合が発生してもなんとかディーラーまでたどり着けるように最低限なんとか移動できるモードになります。

メカニックの方の話では、スロットルボディ関連のエラーコードと言っていましたが、詳細は調査中です。

しかしスロットルボディと聞くと、今まで実は

  • 冷機ハイアイドル
  • ShiftAssistProでシフトダウン時、ブリッピングしないのでシフトダウンできない

事があったので、予兆は出ていたのかも… まぁ何にせよ、ディーラーに持っていく途中である程度ディーラーに近いところで出たのでラッキーと言えばラッキーでした。

LIMPモード中もロギングできてるはずだし、ドラレコも付いてるので戻ってきたら動画つくろうかな。ただノロノロ走ってるだけで面白くないと思うけど…