「ちゃんを救う会」
で検索すると、海外で臓器移植を受ける為の渡航費用の寄付をお願いしているサイトが幾つかヒットします。
最近私の会社関係でもそういった方がいて、本当に少しですが、寄付させていただきました。
しかしながら、どうして臓器移植を海外で受けないといけないのか、海外ではそのような日本人がどのように見られているのか、あまり議論できていないように思います。
簡単にいえば、
- 日本でのドナーが足りない
- だからお金で海外の移植待ちの列に割り込む
ということになろうかと思います。
私も2人の子供の親となって、子供を思う気持ちは大変良くわかるので、親御さんの藁にもすがる思いは理解できますし、私も同じ立場なら同じことをするのかなと思います。
だから、寄付することで結果的に列に割り込み、助からない子供がいるかもしれない、と認識した上で寄付させていただきました。
と同時に、同じ立場にならないから、何もしないではダメで、日本でのドナーが足りないという現実を認識して、もし自分の子供に何かがあった時、ドナーを申し出るかどうか、考えるべきだと思います。
ドナーが少ないんだから、ドナーになるべきだ、とは思いません。まずは、ドナーが少ない現実を知って、今まで考えたこともなかったことをちょっと考えてみる、ということが大事だと思います。
ちょっと考えてみれば、世界人口ランキング10位の日本ですから、結果的にはドナーは増えると思います。
とりあえず、自分の体のことは自分で決めればいいと思うので、運転免許証の裏面の臓器移植に関する意思表示については、ドナーになる意思ありと書きました。
しかし、子供のこととなると、自分だけでは決められません。何かあった時には、きっとその時に考えてもどうしようもないような気がします。だから、普段からもっとみんなで考える雰囲気になればいいんだけどなぁと思います。