やっと解決ブレーキ効力

先の記事で、

https://www.carpimoto.it/en-CI/Bike_BMW_R-1200-GS-Adventure-17-18/48435_07BB38LA-Brake-Pads-Brembo-07BB38LA-Sintered-Street-1-couple-for-1-disk-.htm

を買ったらブレーキが効かなくなったので

https://www.carpimoto.it/en-CI/Bike_BMW_R-1200-GS-Adventure-17-18/42639_07BB3884-Brake-Pads-Brembo-07BB3884-Genuine-Parts.htm

を買い直して、たしかに良くはなったが、やはり以前よりもブレーキを握らないと止まれない感が払拭できず…(トホホ)

というわけでマスターシリンダ変えようかとか、ブレーキ系をS1000RR流用して320にしようか色々考えましたが、純正からの変化点はパッドだけなのと、ブレーキ設計に詳しい人とブレーキ実験に詳しい人の話を色々聞いて、まずはパッドでやることに。

で、ブレンボの純正相当の07BB3884より上の効力が出せそうなのは、もうレーシングパッド位しかなく、ZCOOのセラミックシンタードを買ってみました。(TypeCではなく、公道走行可能な方)

で今日試走してみましたが、やれやれ、ブレーキ効力がやっと戻ってきてまずはホッとしました。

ただ100%パッドのせいかというとそうではなく、実はブレーキマスターシリンダーのハンドル取り付け位置を内側に1.5cm位移動したので、ブレーキを掛けると今までよりはレバーの外側を握ることになるので、その効果もあるかもしれません。

が、07BB3884だと思いっクソ握っても車速がそこそこあるとABSが効くほどのブレーキができませんでしたが、ZCOOだと人差し指、中指の2本掛けでそこそこ強く握るとABSが介入しましたので、間違いなくパッドとしての効力も上だと思われます。

で、最大効力はOKですが、中間段階がコントローラブルかと言われるとちょっとよくわからず… 町中とかで普通に止まる分には全く違和感はないですが、コーナー侵入で強くかけたあとにジワッとリリースみたいな部分は、あまりコントローラブルではないかも…

ただそれはブレーキのせいかもしれませんが、ブレーキ時にノーズダイブしないテレレバーのせいでそう感じるのかも。テレスコピックフォークだとブレーキのかけ具合でダイブ量が変わるのでわかりやすかった…のかもしれません。

そんなこんなで、殆ど使っていないパッドが2セット余ってしまっているので、今度同日比較してみようと思います。

CANデータを常にロギングしているのですが、きっとブレーキ圧と減速Gの関係が異なっていると思います。

やはり足りないブレーキ効力

先の記事で調整後、走りに行ってきました。

握りはじめのブレーキ圧の立ち上がり方はかなり好みになった気がしますが、そうすると次にはっきり感じたのが、絶対的な制動力が出ていないということ。

実は冬の間、キャリパを金→黒に変えるにあたってパッドを新品に変えたのですが、

https://www.carpimoto.it/en-CI/Bike_BMW_R-1200-GS-Adventure-17-18/48435_07BB38LA-Brake-Pads-Brembo-07BB38LA-Sintered-Street-1-couple-for-1-disk-.htm

こちらを購入しました。まぁBremboのツーリング用パッドの長寿命タイプなのですが、こんなのでいいだろうと思ったのですが…

純正PADは07BB3884というものらしく、それに対して07BB38LAは摩擦係数が0.55位。純正PADの07BB38の後の84がおそらく摩擦係数0.84と思われるので、かなり性能ダウン。

実際走ってみると、イニシャルタッチの効力立ち上がりが遅く、相当握っても以前ほど効いておらず、フロントを思いっきし握ってもABSが効かない感じ。

なので、ちょっとブレーキング強めで入ろうと思うと相当握らないと駄目な感じで、しかもリニアな効き方じゃないので全くもってコントロールしにくく、純正同等品を買い直すことにしました…

https://www.carpimoto.it/en-CI/Bike_BMW_R-1200-GS-Adventure-17-18/42639_07BB3884-Brake-Pads-Brembo-07BB3884-Genuine-Parts.htm

今まで乗ってたバイクは軽かったからかあまりパッド変えた時に効き方が気になったことはあまりなかったですが、GS Advは重いですし、結構パッドシビアかも。

R1200GSAブレーキフィーリング

R1200GSA、いいバイクですが、気に入らない点が無いわけではなく、フロントブレーキのスポンジーなフィーリングがずっと気になっています。

ブレーキラインのエア抜きもだいぶやったし、ABSを作動させてエア抜きもやったし、真空ポンプで真空引きもやってみたりしたのですが、どーにもブレーキ圧の立ち上がりが遅くてブレーキングが楽しくない…

(ブレーキディスクのフレも無いことは確認済です)

ブレーキのフィーリングだけ言えば、通勤用のGland Filano(125ccのスクーター)のほうが遥かにマシだ…

と思いながら昨日またエア抜きしていて、ふと気づいたのですが、ブレーキ圧が立ち上がるまでの無効ストローク区間でリザーバタンクのフルードの動きを見ていると、マスターシリンダーで押されたフルードがリザーバタンクに戻ってるだけでブレーキラインにフルードが圧送出来ていない感じに見えました。

そこでピンときてブレーキレバーの入力をマスターシリンダーに伝えるプッシュロッドの位置を変えることで、無効ストローク区間をへらすことが出来ました。

その後ブレーキを握った感じ明らかに以前より圧の立ち上がりが早くなったと思うので、初期タッチは良くなるんじゃないかと期待しています。

なお下の動画内で説明している通り、プッシュロッドの位置はきちんと調節しないと、フルードがリザーバタンクに戻らなくなるので、その点だけは要注意です。

ところで実はこの冬キャリパーを金→黒に変えた時にパッド変えたんですが、強く握ったときの制動力がどうも物足りません。1回は初期タッチ改善効果を確かめに走りに行きますが、絶対的な制動力が気になる場合はパッド交換かなぁ。

R1200GS ドライブシャフトメンテ

去年の記事でドライブシャフトメンテナンスしましたが、そのときは様子見で後ろ側の2箇所だけ実施して1年間様子見していました。

1年たって見ると、穴を開けてそこを塞いだ液体ガスケットは特に問題なく機能していたので、残りの6箇所も同様にユニバーサルジョイントキャップにリューターで小さな穴を開け、チッコイグリースガンでグリスを圧入しました。

その結果、どうもリア側のユニバーサルジョイントは古いモリブデングリースがしっかり押し出されてきたのですが、エンジン側のユニバーサルジョイントはあまり出てこず、場所によってはほとんど古いモリブデングリスが出てきませんでした…

エンジン側はエンジンからの熱もありますし、グリスが固化してしまっていたのかもしれません。

なので、今回グリスアップできたのは良かったのではないかと思います。

しかしドライブシャフト抜くのもスッカリ慣れてきましたし、ドライブシャフトのスプラインを毎年グリスアップしているのでサビで固着することもないですし、年1回これならやっぱりチェーンより楽だなぁ。

Anakee Adventure

Anakee Adventureに変えて、やっと峠に行ってきました。

結論から言えば、Anakee3の素晴らしいハンドリングが戻ってきました。

Tourance Nextが前後17インチにでもなったかのようなハンドリングでしたが、Anakee AdventureはもとのFr19、Rr17の感触とでも言えばいいんでしょうか…

倒し込みも極めて自然で倒した所で安定感があり、フルバンクまで楽に持っていけます。心配していたブロックパターンのネガは特に感じず、あえて言えば車速60km/h位でシールドを開けると、ややロードノイズが気になるくらい。

けどAnakee3よりは静かだし、Tourance Nextよりは操安性いいし、文句なしです。

走り終わってタイヤを見ると、やっぱり端1.5cm位使えていません。Tourance Nextだといっぱいまで使っていたので、だいぶプロファイルが違うってことでしょうね。

多分とんがったプロファイルだから、リーンさせると接地面積は広いはず…また、リーンしたところでタイヤ径が小さくなるのが、Fr19インチと相まっての独特なリア下がり感があるのかなぁとおもったり。

Tourance Next

自分のR1200GSAは、納車時はAnakee3がついてました。この状態での操安性が素晴らしく自分好みで、リーンしたときの豊富なグリップ感が、自分のバイク歴でも最高の意のまま感を味わえていました。

ただ、ロードノイズとタイヤ起因と思われる振動は嫌で、一旦メッツラーのTourance Nextに変えたのですが、メッツラーはとにかくタイヤのサイドウォールが硬い… 以前ZZR1200にSportec M3を履いたときも、サイドウォールが硬くて手組み換えで泣きそうになりましたが、Tourance Nextもものすごく硬く、組み換えには苦労しました…

で走った感じは、Anakee3のほうが断然良かった。Tourance NextはGSの19インチタイヤらしいオフテイストなハンドリングが、まるで前後17インチに変えたようなロードバイクっぽいハンドリングになってしまって逆に初見のコーナーリングの安心感が失われた感じがしたのと(多分プロファイルのせい)、ねかした時のグリップ感が希薄な感じがする(たぶんサイドウォールの硬さのせい)のダブルパンチに感じました。

別にTourance Nextも危険とかそういうレベルじゃァないんですが、Anakee3が良かっただけにがっかりというか…そしてタイヤは気に入らないからと言ってすぐ次というのもやりづらく、妥協しながらやっとライフが尽きて、入れ替えのタイミングになりました。

候補としては、色々あったのですが、過去ツーリングタイヤはミシュランが好きで、特にパイロットロードシリーズが出てからはミシュラン一択でした。

しかしRoad5は若干ライフが短いとかいうインプレも有り、また価格もだいぶ高く、候補から脱落。そしてミシュラン以外のツーリングタイヤやアドベンチャータイヤはプロファイルが丸っこく、最終的にはGSのOEMタイヤでもあるAnakee Adventureにすることに。

手組で組んだ感じでは、やはりミシュランは組みやすい…サイドウォールがメッツラーより柔らかいので、タイヤレバーで入れていくのが楽です。また、タイヤのプロファイルは見た目でも尖っているので、これでAnakee3のようなハンドリングになってくれると嬉しいな…

R1200GSAのシム調整

先日バルブクリアランスを図り、右側吸気カムのバルクリがやや広い方になっていることがわかりました。

その時のバルクリと、シムの厚さは、

  • 前 バルクリ 0.16 シム 2.255mm
  • 後 バルクリ 0.17 シム 2.23mm

でした。

そこで次のシムとして、

  • 226を2枚
  • 230を1枚

購入しました。

今にして思うとなぜこのシムを購入したのか理解に苦しみますが(笑、

https://www.motorworks.co.uk/vlive/Shop/Parts.php?T=5&NU=15&M=36&Ct=BA&SbCt=BA_15_36_BA_35&spPage=4

この辺をみるときちんと0.02mm刻みでラインナップされているので、本当なら

  • 228
  • 230
  • 232

あたりを買ったほうが良かったはずですが…

さて、注文は、比較的送料がお安い

http://autoparts-f.jp/

で購入しています。今回は8/15に注文して9/5に届きました。

さて間違って購入したシムですが、実際に手持ちのマイクロメータで測ると、226のシム→2つとも2.27でしたので、結果的に

  • 前 バルクリ 0.16 シム 2.255→2.27にすることでバルクリ0.015狭く
  • 後 バルクリ 0.17 シム 2.23mm→前側についてた2.255にすることでバルクリ0.025狭く

となり、前後ともうまいこと中央値側に同じ広さづつくらい寄せることができ、実際に組み付けて計測すると、前後とも0.13とドンピシャ中央に調整することができました。

まぁ別にだからって大きく変わることはないと思いますが(笑、中央値に追い込めたって自己満足ですかね…

具体的な作業内容は動画にしてみたので良かったらどうぞ。(中華アクションカムなので画質悪いですが…)

GSのブレーキ

自分のGSAは購入直後はそうでもなかったけど、ある日ツーリングでちょっとハードに走った時をきっかけにスポンジーなフィーリングになってしまい、その後フルード交換したりエア抜きしたりしても改善していません…(最近はちょっと諦め気味)

で、海外の掲示板を見ていたら、フルードはDOT4ではなく、DOT4 LV(Low Viscosity, またはClass 6)を使えとのこと。LVは主に低温が低粘度化していて、そういう領域でのABS作動性に効くのと、単純にDOT4より沸点が高いみたい。

とりあえず今年の冬にでも真空ポンプで真空引きしながら入れ替えてみよう…

R1200GSAの燃費

今年は北海道ツーリング、行き帰りの高速道路も合わせてトータルで走行距離4500km、燃費が23km/l位でした。(約2週間)

高速道路で23km/l位、北海道一般道(80~90km/h位の北海道の流れ)で26km/l位でしょうか。区間によっては峠なんかは20km/l位まで落ちてきますが、それにしても1200ccでこの燃費は優秀だと思います。

しかも基本全部タンデムで、日によってはフルパニアですからねぇ…

もちろん燃費を意識して空気圧は高めにしてたりしますが(とはいえ、GSはもともとFr2.5kg Rr2.9kgが指定なので、高めにしてFr2.8kg、Rr3.0kg位)それ以外は燃費走行を気にしなくても普通に23km/lとかっていうのはお財布にも環境にも優しいのかなと思います。

もちろん車体もテレレバーとかが良く、小学生の娘とのタンデムでも文句一つ言わず4500kmを2週間で走る事ができた訳で、(というより2万キロ走ったうち、7000km以上は娘とのタンデムですね)本当によくできたバイクだと思います。

別にそれでいて素人が乗る分には峠とかも十分楽しいという…