HID

先日、磐田から福島の吾妻スカイラインあたりまで1泊2日の弾丸ツーリング決行したのですが、なんと2日目にHIDのロービームが点灯しないように…ヘッドライトのLoがつかなくなって、はるばる福島から全部HIビームで帰ってきたのですが、途中Googleナビにそのまま従った結果、関越→東名の乗り継ぎに環八を通った際は本当に顰蹙ものでした…

で、不点灯になった理由ですが、HIDその物が安物の中華HIDということ、見た目がhttp://www.fnf.jp/hid7.htmで検証されている物と外観が一緒で、記事内容見る限りあまりよろしくなさそうということが気になっていました。

また、HID以外の要因としては、自作のバッ直リレーをかませているのですが、このリレーがHIDの種類によって誤作動したりしなかったりしており、回路を変えると、良いと思われる回路では誤作動しなくなることから、バッ直リレーが良くないのでは?というのも気になっていました。

というわけで、まずは車両のバッ直リレーの検証から開始。すると、他のHIDで誤作動しにくい回路の物を使うと、普通に点灯できてしまいました…

次に直流か交流か調べるために車両から取り外した際気がついたのですが、高圧側配線の防水コネクターの中に水滴が… ただ、福島ツーの最後高速で雨に振られたけど、途中はほとんど雨は降らなかったので、不点灯の直接的な原因ではなさそう。

で、部屋に持ち込んで点灯後にオシロで電圧見てみると、やはり直流方式でした。といいますか、直流と交流の違いって、起動時の音でわかりますね… 交流方式はコールドスタート時、バラストからミーンと高周波音がします。(VVVF制御の電車のスタート時の音に似てるかな…)が、直流方式ではこの高周波音がしません。

という訳で、福島ツーリング後に購入しておいた、1年保証付きのそこそこ評判よさそうな業者さんからまず交流型と思われる厚型タイプのバラストのHIDに換装し、後はもうちょっとバッ直リレーを色々試して最終的に完了としようと思っています。

なお、以前ZZR1200に乗っていたときは、薄型のバラストでもミーンと言っていたので薄型でも交流タイプはあるはず… しかもZZRのときは全く壊れなかったので、あれは当たりだったのかなぁ…

フロントフォーク O/H

2,3週間前の洗車時、左フロントフォークがオイル漏れを起こしているのに気がついたので、オーバーホール実施しました。

オドメータはまだ3万2千位ですが、年数的には2007年モデルだし、今年夏の北海道でダートもそこそこ走ったので、それで漏れてきたのかな?

というわけで、特に特別なことをするでもなく、サービスマニュアルにしたがって作業。

  • オイルシール
  • ダストシール
  • インナースライドメタル
  • アウタースライドメタル

を交換し、各部洗浄して再組み付け。

事前に調べた感じでは、倒立フォークのピストンロッドとトッププラグを緩めるためのネジは、トッププラグ直下のスペーサーに隠れてしまっている為、スペーサーを押し下げる必要があります。ここの押し下げ方が苦労すると色々なホームページで紹介されている気がするのですが、ZZR1200の正立フォークの時はスペーサーを手で下げて、ナットの下に潜り込ませれば何とかなっていたので、今回も同様手段で特にSST等なくても問題なく脱着できました。

ところで組み付けの段になるまでフォークオイル用意していなかったことに気づいていなかったので、用品店で買ってきました。

サービスマニュアルだと

SHOWA SS-8 or equivalent SAE10W

と書いてあったのと、用品店にはSHOWAのオイルが無く、10W相当ということでYamaha G15を購入しました。

もうそれで組んでしまったのですが、粘度を調べるとG15の方が硬いみたいなので、ダンピングを緩めないといけないかも。

岩間温泉手前川渡り

今年は台湾駐在後の初めての夏休みということで、バイクで北海道にツーリングに行ってきました。(前回は、台湾に行く前の2009年夏)

行きのフェリーでの天気予報は、1周間すべて晴れ!だったのが、小樽ついた瞬間に1周間全部まるで革命でも起こったのかのごとく、曇!に…

という訳で、天気が悪い間は温泉でまったりするかということで、岩間温泉に行ってきました。

ダートが10kmちょっとで、温泉手前に川があるのですが、今回動画とってみたので川渡りしてみたい方はご参考に…

Sunoco Svelt

北海道ツーリング行く前に、購入以降1回めのオイル交換時期となったのですが、かなり悩みに悩んだ挙句、間違った粘度のオイルを買ってしまいました…

まず、2輪用を買うか、4輪用を買うかで悩んだのですが、APIのオイル規格で4輪用がSNまであるのに対し、2輪用は恐らくSL止まりです。

SNとSLでは、

  • せん断特性
  • デポジット特性

と言ったあたりがSNが強化されており、是非とも2輪用に使いたい所。

http://www.bp-oil.co.jp/qa/qa04.html

一方不安な点としてよく言われるのが、

  • クラッチが滑る

という点ですが、この辺をみて、じゃぁ10W-40なら良さそうじゃん?と思いました。(実際以前、4輪用を使っても問題あったこと殆ど無いし。)

http://narrowde.exblog.jp/17276532

ここまで考えて、化学合成で値段の割には性能がよさそうなオイルとして、SunocoのSveltを考えました。

http://www9.atwiki.jp/oil-properties/pages/46.html

で、Amazonでポチったのですが、まちがってポチってしまい、10W-40の代わりに5W-30が来たのでした…(北海道出発4日前位)

返品して送り直してもらったら多分間に合わないし、動粘度特性比較したり、高速道路なんか回しても6000回転位だし、9000まで回すのなんか殆ど無いので、5W-30でいいや(wと開き直り、北海道に行って5000km乗って帰ってきて、オイル交換したのですが…

予想より全然オイル劣化していなさそう

でした。

見た目はどうしてもデポジットを取り込むので濃い色になりますが、新油と比較してそんなに粘度が落ちてるようにも感じなかったし、走っていてもミッションの入り等もあまり変化なく、心配していたクラッチの滑りも無し。

ZZR1200の時は、どんなオイルでも3000km走ればそれなりにタレを感じたのですが、オイルが良くなかったのか、エンジンが良くなかったのか、Versysならさらに交換距離を伸ばしても大丈夫そうです。

(ちなみにマニュアルでは、1年または1万キロの早いほうで交換となっています)

Versys メーターのボタンについて

Versysのメーターのボタンですが、新品に交換後、3000km位から動きが渋くなり、夏の北海道ツーリングで5000km更に走ったところで

  • Selectボタン→動きが渋々
  • Resetボタン→まるで反応せず。

という状態になりました…

どうも、メーターの振動は、4000~5000回転位でひどいので、高速道路を走ると一気にやられてしまっていそう。

で、海外の掲示板探したら、やっぱり同じ悩みの人がいました。

http://www.kawasakiversys.com/forums/showthread.php?t=9062

自分も早速クレ5-56を吹きかけた所、無事復活しました。

思うに、もともとAlpsのスイッチのカタログ見る限り保証Gが書いてない気がするので、その辺に原因があるような…

OGK Kamui

以前のバイク、ZZR1200は青だったので、それに合わせる形でAraiのRX-7RR4北川モデルをずっと使っていました。

が、Versysは黒xオレンジで、ジャケットもそれに合わせてコーディネートしたのですが、青ヘルメットはかなり浮いている…

で、最近はやりのインナーサンシェード内蔵のヘルメットを買おうかどうしようかずっと迷っていたのですが、先日AmazonでなんとグラフィックモデルのFluenteが16000円代で売られていたので、ポチってしまいました。

今日早速かぶって200km弱山の方を流してきたのですが、インナーサンシェードは非常に良いですね。太陽に向かって走るときに全く辛くないです。また、サンシェードが付いている分、通常のシールドはスモークが必要ないということになるので、サンシェードなしの時の視認性も非常に良いです。

なお今回、GT-Airとかなり悩みましたし、GT-Airが静かでKamuiは風切り音が…というインプレも見ましたが、私の場合、VersysのスクリーンがGiviの大きな物に変わっていて、元々ヘルメットの上の方しか風が当たらない為、Kamuiでも特にうるさいと思いませんでしたし、RX-7RR4よりは、静かになったと感じます。

唯一心配なのは、RX-7RRがSNELL規格通っているのに対し、KamuiはSGだけなので、安全規格で言えばグレードダウンですね。ただしGT-AirもSGだけなので、そこは同等かも?(とは言え、GT-Airの帽体はFRPなのに対し、Kamuiは熱可塑性プラスチックということで、GT-Airのほうが強度は高そう…)

Versys メーター修理

納車当日から、メーターのModeとResetスイッチが渋々で、2日目にお店で見てもらったのですが、

  • 「スイッチの戻りが悪い」
  • 「押し方にコツ」
  • 「前のオーナーは何も言ってなかった」
  • 「部品とると4万か…」

的な会話から、

タクトスイッチに戻りも糞もあるか。押すたびにカチカチ鳴ってるんだから、戻り不良じゃなくて接点がバカになってるんだろ…

と思っていたのですが、お店の整備の人の会話から受けた感じ、3ヶ月以内かつ走行1000km以内なら中古車でも保証あるはずだけど、渋りそうな雰囲気だったので、自分で直したほうが早いと思い早速メーターばらしてみました。

事前情報としては、http://youderng.dtiblog.com/blog-entry-2072.html こちらで同様症状の方がいたので、自分のもスイッチ不良と睨んで、メーター一式取り外して、どんどん分解します。

まず、普通にばらしていいところまでばらした状態で、こんなかんじになります。

P1010924ここにメータースイッチが位置しています。

P1010926裏面から。スイッチのハンダ付け部分が見えています。この状態で、スイッチを押した時の抵抗を測ってみると、

  • 押していないとき 無限大
  • 押した時 23kΩ位
  • 離した時 23kΩ位

と、やはり接点がおかしい模様。

というわけで、ここからメーター本体のバラシ開始。

まず、タコメータの針の抜き方が判らない… ネットをみてみると、刺さってるだけだからちょっとづつ浮かせて取るべし、というふうな話が多かったので、マスキングテープで基板とドライバを養生してこじってみるも、メーターのプラスチックに小さなキズが入るだけで浮いてくる気配なし。フォーク2本使ってやるなんて話もあったけど、危ないなぁ…

まてよ、良い道具があるじゃないか!

P1010927

FILCOのキートップ抜き(パソコンなんかのキーボードのキートップ抜きのこと)で、ばっちり1発OKでした。(ただ、結構力入れないと抜けなかったです。)

針が抜けると、メーターパネルの両面テープを慎重にはがして、こういう状態に。

P1010928

ここで、白い樹脂パーツと基板のネジをはずし、爪を外しても、LCDメーター部分が引っかかって分離できません…

メーターを色々ひっくり返して見ましたが、どうも要領を得ないので、ハンダ付部分のハンダを除去して分離します。

とりあえず融点の低い共晶ハンダを盛って、扱いやすくしてから、吸い取り線で吸い取ったり、1つ1つのピンにコテを当てながら、少しづつ浮かせていくと、無事分離できました。

P1010929

分離直後は、フラックスが汚い感じになって、基板がダメに成ったように見えるかもしれませんが、フラックスクリーナで掃除すると、問題なく綺麗になります。

P1010930 P1010931

念のため、各スルーホールは、0.7mmのプリント基板用の極細ドリルを通しておきました。

というわけで、ようやく問題のスイッチの部品面が露わになりました。P1010932 P1010933

で、スイッチを何と交換するかですが、出来ればOMRONがいいなぁと思いつつ、スイッチのサイズが8mm角なので、とりあえず【タクトスイッチ 8mm】で検索すると…

タクトスイッチ スイッチ,タクトスイッチ,スナップイン,SKHJAAA010,角8mm

4番目の検索結果がこれなんですが、まさにそのものズバリのSWにヒット!ALPS製ですし、早速こいつを3個ばかり頼みました。

ALPSといえば、メカニカルキーボードのキーSWが有名ですが、そのメーカーのSWなら安心です。といいつつ、今現在壊れているわけなんですが、もともとついてるのはALPS製なのかな、それとも、中国メーカのコピー品なのかな… Aliexpress.comを見てると、全く同じサイズのスイッチが出てくるので、今回壊れているのはALPS製ではないと信じたい所。

(あとでSWもハンダを吸い取って外してみた所、ALPS JAPAN製でした)

しかし、Google先生すごい… 【SKHJAAA010 メーター】で検索すると、なんと1件しか出てこないのに、どうやったら【タクトスイッチ 8mm】で検索して4番目に出てくるんだろう…

 

 

 

 

富士山ツーリング

昨日、今日と、伊豆・箱根・富士山にツーリング行って来ました。

ワインディング、高速、渋滞、酷道と色々走りましたが、

  • 650ccあれば十分。ただ、1200ccの余裕は懐かしく、650だとシフト回数は多め。
  • 燃費は今ん所最高で25km/㍑位
  • ハンドリングは極めてニュートラル。セルフステアは感じにくいかも。車体が起きようとする力が強かったZZR1200よりは乗りやすい気がする。
  • ブレーキできっかけを作って倒しこむと、素直に曲がる。
  • 乗り心地はSRVよりは全然いいけど、もうちょっと細かい凹凸をイナして欲しい。フロントもリアも、バネが硬いのかな…

と言ったあたりが乗った感想でしょうか。

他、懸案のメーターについては、タクトスイッチがダメになってそう→スイッチ交換すれば治りそう?

O2 F/Bについては、シフトペダル付近に4ピンのメクラ栓してあるハーネスの末端があり、ここにO2センサーつけるだけで動くといいな… 燃費については、O2 F/Bするほうが良いはずなので、是非O2 F/B化したいところ。→海外のオンラインパーツリストみると、欧州モデル(O2 F/Bモデル)は、ECUの部品番号が21175-0103と、やはりマレーシア等とは異なる模様。ハーネス自体は互換性有りそうなので、エキパイにO2センサーボスを付けて、センサー取り付け&欧州モデルのECUをEbayでGetすれば、O2 F/B化はできそう。(本当はマフラーも一緒にやりたいんだけど、マフラー重いから欧州から送ると送料がなぁ…)

Versysでブラっとショートツーリング

昨日納車のVersysですが、すでに色々気になる点が…

①恐れていたことですが、純正パニアはGIVIのOEMです。そして、サイドパニア用のチューブラパニアホルダーが、TOPケース用のフィッティングとモロに干渉…→輸入で入手しないと、トリプルパニア仕様にはできなさそう。

②メータースイッチが渋い… 連打しても、カチカチ言うもののメーターが反応せず。バイク屋に持って行って色々やってもらったけど、スイッチが戻り不良で、押し方にコツが有るみたいだ…

③燃費が思ったほど良くない。確かに山道を走ってきたけど、リッター20km/hってZZR1200と殆ど変わらん… そう思って、まさかO2センサーエリミネータとかついてねーよな?と思いつつマフラーをあちこち見ても、O2センサーボスらしきものが見当たらず。ヘッドカバー見ると、AI入ってるし、まさかなぁと思いつつパーツリストを見ると…

2007年式、2008年式はO2センサーがもともとついていない→O2フィードバックしていない

模様… 確かに、Euro3レベルならO2フィードバック無しでも通るはずだけど、2007年式ならO2 F/Bやってると思ったなぁ…

ちょうどその頃ロジウムが高騰していた頃なので、それで2010年式からはO2 F/B方式にしたんだろうなぁ。(んで最近の相場知らなかったけど、リーマン・ショックの後暴落して、値段そのままなのね…)

頑張れば、O2センサー後付でつけて、サブコン自作すればO2 F/B化できるとは思うけど…

Once again KLE

日本帰国して、はや3ヶ月過ぎようとしています。その間、ずっとバイクどうしようか考えていました。

本当はR1200GSなりR1200RTなり、あのへんのが欲しいのですが、そういうのはガレージでも建てないことには安心して持てないなぁと。そうすると、4年程度は今のマンションぐらしになりそうなので、とりあえずツナギのバイクにしようと思っていました。

そうすると、

  • アルプスローダー
  • 安い

の条件的に、NC700Xにかなり傾いていましたが… 会社の同僚が一言、「○☓モータースにVersys出てますよ」と…

Versysも勿論チェックしてたんですが、GooBikeでみると意外と高い価格帯のものばかり。それに比べ、教えてもらった個体は、走行は2万超えていましたが、純正パニア付で50万を切っており、非常に魅力的。

早速今日見に行って、すぐ契約しちゃいました(笑

だってVersysと言えば、登録型式KLE650、自分が免許をとって初めて購入したKLE400の後継&兄貴分に当たるモデルですし、これはもう何かの縁でしょう。

そして、決まったら決まったで、中古車でツナギのはずなのに、どういうパーツ買おうとか意外とワクワクしてみたり(笑

納車はGW中日なので、ちょうど子供がいない中日にツーリング行けるかなー